配偶者と結婚式を挙げました。その際に筆者達が選んだのは「結婚式場」ではなく「結婚プロデュース会社」です。なぜ「結婚プロデュース会社」を選んだのか、プロデュース会社を選ぶメリットを書きます。
目次
結婚式場とプロデュース会社の違い
結婚式を挙げるにあたって、まず決めることがあります。それは「結婚式場」を選ぶか「プロデュース会社」を選ぶかです。
結婚式場とは

教会や神社を模した挙式会場と披露宴会場が、「一体化」している施設の事です。メリットは、挙式会場から披露宴会場に向かう移動の必要が無い事です。見積り金額には、チャペルや披露宴会場の建設費や維持費が入っています。
プロデュース会社とは

プロデュース会社は、挙式会場も披露宴会場も持たない会社の事です。メリットは挙式会場と披露宴会場が一体化していないので、それぞれ別の場所を選べる事です。見積り金額には、プロデュース会社と提携している式場、会場の利用料が入ります。
プロデュース会社を選ぶメリット
持ち込み料が無料だからです。持ち込みというのは、夫婦が個人的に物を準備する事です。プロデュース会社は、この持ち込み料が無料である所が多いです。何故結婚式場だと持ち込み料がかかるのかというと、提携先のドレスショップや引出物業者さん達との契約があるからです。その点プロデュース会社は、自分の地元の日本酒や思い出のシャンパンなどを持ち込みできますし、引出物やプチギフトも決められた提携店からではなくカタログから自由に選べました。
射水神社を選択肢からはずした理由
高岡古城公園内の射水神社は見た目が素敵なので、人気式場の一つです。筆者も射水神社を検討しましたが止めました。射水神社もプロデュース会社ではなく、結婚式場の一つです。引き出物から小物まで、全てを射水神社傘下の店から注文しなければいけない縛りがありました。新郎新婦が用意するほんのちょっとした小物すら、持ち込み不可でした。
持ち込み料の値段

結婚式場を選んだ場合、そして式場に持ち込む場合の持ち込み料の相場です。
衣装
衣装は式場ごとに衣装の提携店があり、そこでのレンタルが基本とされています。たいてい持ち込みOKされますが、1着3~5万円かかります。
カメラマン
持ち込みNGの場合があり、OKだと3万円以上かかります。しかし式場の専属カメラマンだと20万円ほどかかるので、持ち込み料+カメラマン依頼料+交通費の方が安い場合もあります。
映像ムービー
プロフィールムービー、オープニングムービー、エンドロールムービーは、たいてい無料で持ち込みOKです。持ち込み料がかかる場合は1~2万円です。
引出物
持ち込みNGの場合があり、OKだと1点500円~1000円かかります。特に引出物の場合は、引出物の数×ゲストの人数なのでかなりの値段になると思います。引出物の持ち込み料が無料で無い場合、普通に提携先から選んだ方が良さそうです。
持ち込み料が無料のアイテム
結婚式場でもプロデュース会社でも、たいてい無料で受け入れてもらえる物が「ペーパーアイテム」です。
- 招待状
- 席次表
- 席札
- ウェルカムボード
- ウェディングツリー

ただし保管場所が難しいとの事でNGとしている式場もあります。風船を付けていたり黒板にチョークで書いてあったりすると、確かに保管場所に困るんでしょうね。しかし保管場所に困らなくて立体的でない物であれば、OKされる可能性が大きいです。
実際かかった結婚式費用

招待人数や挙式の内容によって、見積り金額は大きく変わります。結婚式口コミサイト「WeddingPark」によると、招待人数別の結婚式平均費用は下記の通りです。
- ~9人:85.9万円
- 10~19人:129.8万円
- 20~29人:193万円
- 30~39人:240.4万円
- 40~49人:294.5万円
- 50~59人:329.6万円
- 60~69人:371万円
- 70~79人:399.5万円
- 80~89人:408.2万円
- 90~99人:447.7万円
- 100~人:476.4万円
筆者達の場合、招待客23人で約180万円かかりました。平均費用は20~29人で193万円ですから、平均費用だったと言えます。
結婚式場のデメリット
結婚式場主催のプライダルフェア

プライダルフェアとは結婚式場を見学・体験出来る、結婚式場が主催するイベントです。おいしい料理やデザートの試食、ウエディングドレスの試着が無料で出来ます。…ものすごく楽しそうです。デートとして楽しむだけならイベント参加、良いと思います。しかし実際にそのまま挙式の契約をするのはおすすめしません。
しあわせ倉庫社長の言葉
筆者と伴侶がお世話になった「しあわせ倉庫」さんは、プライダルフェアをしていないプロデュース会社でした。
しあわせ倉庫社長さん「無料プライダルフェアは、会社の人件費と料理でかなりの費用がかかります。例えば1日10組参加するとして、1人当たり10000円かかる計算となると、会社の20万円の負債になります。」

「しかし全ての10組カップルが契約してくれるとは限りません。契約してくれるのは2組だと考えると、会社としては20万円の負債を、たった2組から徴収しないといけないわけです。」
これはつまりどういう事かというと、結婚式の見積金額の中に、無料のはずのプライダルフェア料金が含まれている可能性があるという事です。その場合、他人のプライダルフェア料金も含まれています。こういった理由から、頻繁にプライダルフェアをしている会社はおすすめしません。デートとして楽しむのはアリですね。無料試食とか最高です。
プロデュース会社をおすすめする3つの理由
筆者はゼロ婚を成功させる節約ポイントは「プロデュース会社を選ぶ事」だと思っています。
- 持ち込み料が無料である事。
- オリジナリティを強く出せる事。
- 見積金額の中にプライダルフェア費用が入らない事。
等々、こうやって書き連ねてみると良い事ずくめ!特に筆者はゼロ婚(祝儀だけでまかなう事)成功者なので、他の人にもぜひおすすめしたいです。