第二子妊娠時に、よだれつわりと痰つわりを発症しました。よだれつわりとは、口の中によだれが溜まって飲みこめなくなる悪阻(つわり)の一種です。発症するのは100人に1人くらいらしく、なかなか珍しいマイナーなつわりと言えます。それが発症した時期と終わった時期を、時系列順に説明します。(止まるまでの対処についてはこちら→よだれつわりを妊娠中に止める方法はある?口から唾液と泡が止まらない毎日の対策)
よだれつわりを止める方法
残念ながら現在の医学で、よだれつわり・吐きつわり・食べつわり・眠りつわり―――全てのつわりの原因は判明していません。

おそらく女性ホルモン変化の影響ではないかとは言われていますが、原因がはっきりと分からないという事は、イコール有効な治療法も模索できないという事です。現状つわりで苦しんでいる人達には辛い事ですが「どのように治すか」という治療方法を諦めて、辛い日々を「どのように対処するか」という対処方法を模索をする必要があります。筆者なりのよだれつわり対処方法に関してはこちらの記事です→よだれつわり・痰つわり対策
妊娠初期の症状(12週~15週目)

妊娠初期は吐きつわりだけでした。それがある日、急に唾液が止まらなくなりました。
12週、吐きつわりによだれつわり追加
吐きつわりの真っ最中だったので、口の中に唾液が溜まってきても「吐く前兆かな。」と思っただけでした。しかし段々と唾液量が増えていき、そのうちこの増えていく唾液を飲みこむと吐く回数が増えるという事に気が付きました。当初は意味が分からず、「吐きつわりが進化した…!」と思っていました。
13週、よだれつわりという存在を認識
12週目に産婦人科に相談してから、ようやく「よだれつわり」の存在を知りました。このあたりから外出する時には、必ず唾液を吐き出す袋を持ち歩くようになりました。
14週、よだれつわりの泡の変化
唾液の味はあまり感じませんでしたが、唾液が段々と泡状になっていきました。
15週、吐きつわり終了・ひどくなるよだれつわり
吐きつわりが終了しましたが、よだれつわりの方は相変わらずでした。家の中ではゴミ箱を持ち歩いて唾液を吐き出し、外出する時はゴミ袋を持ち歩いて唾液を吐き出します。そして、どんどんよだれつわりの症状がひどくなっていると感じました。
妊娠中期の症状(16週~19週目)

吐きつわりが終わったので「近いうちによだれつわりも終わるんじゃないか。」と期待した筆者の期待は裏切られました。それでどうにかして終わらせる方法を模索する事にしました。
16週、よだれを我慢して飲みこむ
こうすればよだれつわりが終わるかなと期待して、泡状の唾液を我慢して飲み込んでみました。すると飲みこみ始めてから5分後に、思いっきり吐きました。吐く時にゲップもたくさん出たのは、泡状の唾液なので胃の中に空気が溜まったからだと思います。
17週、漢方の人参湯を試す
産婦人科の先生に、漢方「人参湯」を処方してもらいました。処方される時に、「一応出してみるけど治るかは分からないよ」とはっきり言われました。しかし気休めでも何でも試してみたかったので、処方をお願いしました。
18週、黒酢を試す
17週目から人参湯を1週間飲み続けましたが、治るどころか症状軽くなるという変化もありませんでした。それで他に効いたという黒酢を買ってきて試してみる事にしました。
19週、美的ヌーボを試す
18週目から黒酢を1週間飲み続けましたが、変化なしでした。それで「美的ヌーボ」というサプリを注文、これを毎日飲む事にしました。(美的ヌーボに関しては記事の下の方で詳細を記述しました。)
20週目に痰つわり追加
この時期、筆者をかなり追い詰める出来事がありました。それは痰つわり発症です。

20週、よだれつわり+痰つわり
よだれつわりの進化バージョン「痰つわり」が追加されました。唾液が止まらないよだれつわりはそのままに、喉に痰が張り付くようになりました。痰つわりの厄介な所は、唾液を吐き出しにくくなる事です。特に人前で「ンンンン…!カーッ、ペッ!」とか恥ずかしいので外出する難易度がさらに上がりました。治る様に祈りながら、毎日人参湯・黒酢・美的ヌーボを飲み続けました。
21週、唾液の量が減る
痰つわりが発症して1週間後、口の中に溜まる唾液の量が少なくなりました。変わらず人参湯・黒酢・美的ヌーボを飲み続けました。
22週目によだれつわり終了
よだれつわりが妊娠6か月(22週目)で終了しました。この頃には「出産まで続いた」というネットの体験談も見つけていて諦めていたので、筆者も驚きました。

痰つわり継続
痰つわりだけは出産後も続きました。しかし24週(7カ月)には常に痰が張り付くような息苦しさは緩和されて、特定の食べ物にだけ反応するようになりました。
痰つわり終了
痰つわりが完全に終了したのは、産後半年後でした。それまではゼラチン入りゼリー・牛乳・ヨーグルト等を食べた時に大量の痰が出てきました。
育児において一つだけ良かったと思った事
よだれつわりを抱えながらの育児は大変でした。しかしこんな大変なつわりでも、一つだけ良かったと思った事があります。それは筆者の気持ちの変化です。「そんなにしつけをしっかりしなくても、とりあえず子供を飢えさせなければいい」という風に、気持ちが緩やかになりました。そしてそれは現在の子供の事を考えると、結果的に良かったと思います。
よだれつわりが終わった理由は?

何故筆者のよだれつわりは終わったんでしょうか、予想してみました。
終わった理由・予想1
飲み続けた人参湯・黒酢・美的ヌーボのどれかが効いたという予想です。しかしたとえ効いていたとしても、3つの内のどれが効果あったのかは分かりません。一つずつ試していたなら判明したと思いますが、筆者は3つをほぼ同時期に試し始めました。
終わった理由・予想2
唾液の量があきらかに少なくなってきたので、時々少量になった唾液を飲みこんでみた事が効いたという予想です。よだれつわり発症した当初に飲みこんだら吐いた事があるので、ヒヤヒヤしながら飲みこみました。我慢して飲みこみ始めて3日後に、よだれつわりが終了しました。
美的ヌーボプレミアムの落とし穴?
美的ヌーボを検索すると、真っ先に「美的ヌーボ 落とし穴」の検索語が出てきます。美的ヌーボの品質に問題はなく、副作用が出たというニュースもありません。それなのに、なぜこんな検索ワードになるのでしょうか。
副作用の心配

どうやら多くの美的ヌーボ利用者が「副作用があるのではないか。」と心配して、検索数が増えた結果のようでした。しかし副作用のニュースは聞きませんし、筆者自身が数カ月間飲んで無事に出産しています。また品質的には葉酸だけ入っている「葉酸サプリ」ではなく、 29種類の栄養素が総合的にとれるマルチサプリメントです。よだれつわりに効くかは分かりませんが、栄養的には満点のサプリである事に間違いありません。
飲みやすさ

筆者が思う唯一の落とし穴と言えば、サプリの「飲みこみにくさ」だと思います。上の写真をみてもらうと分かりますが一粒一粒のサイズが大きめです。なかでも6個(1回分)のサプリのうちの2個は特にサイズが大きくて、小指の第一関節までありました。しかし個包装のままで砕いてから飲めば、よだれつわりプラス吐きつわり中の筆者でも飲めました(実体験)。
総論:よだれつわり・痰つわり症状について
美的ヌーボはおすすめです。もちろん前述した通り、はっきりとよだれつわりに効果があると判明していません。しかし葉酸だけ入った「葉酸サプリ」ではなく29種類の栄養素が総合的にとれるマルチサプリメントなので、身体に良いのは確かです。もし妊娠中に飲む気分になれなくて余ったとしても、葉酸は授乳中に必要な栄養素でもあるので産後使いに回せますよ。