射水神社と高岡市立博物館に行ってきた感想【高岡城跡・高岡古城公園内にある歴史的建造物と展示品】

高岡古城公園は、高岡城が廃城したあとに整備して作られた公園です。4700㎡の広大な敷地の中には、射水神社や高岡市立博物館、入場料が無料の古城公園動物園があります。(ページ→高岡古城公園の無料動物園に子供と行ってきた)今回は射水神社と高岡市立博物館に行ってきた感想をレビューします。


高岡古城公園のおすすめ駐車場

古城公園駐車場には、2つの駐車場があります。下の写真のクロマル部分の「小竹藪駐車場」「北口駐車場」です。でもそこよりもおすすめの駐車場があります。それは「東洋通信スポーツセンター」駐車場です。射水神社、高岡市立博物館、古城公園動物園のいずれかに行く時には、東洋通信スポーツセンター前の駐車場が一番近いです。

高岡古城公園の地図

富山地方裁判所前の道路から、その駐車場に行けます。「高岡古城公園の石碑」と「食事処古城亭」の看板を目印に曲がると着きます。

〇東洋通信スポーツセンター駐車場→古城公園動物園:徒歩5分
〇東洋通信スポーツセンター駐車場→高岡市立博物館:徒歩10分
〇東洋通信スポーツセンター駐車場→射水神社:徒歩15分



射水神社とは

射水神社

越中総鎮守一宮で、伊勢神宮の天照大神の孫にあたる二上様が祭神です。高岡古城公園内にあり、鳥居をくぐると奥に神社が見えます。この地方の代表的な神社です。


毎月1日に朔日祭(ついたちさい)

毎月1日は月初めの祭典。御神に奉られた「つきたて菓子」を、祭典後に購入できます。誰でも参列できる所が良いですね。

毎月23日に月次祭(つきなみさい)

朔日祭(ついたちさい)と同じく、誰でも参列できる祭典。

1月1日初詣・1月14日左義長

左義長の点火の儀は、午後6時30分~午後9時頃までです。

6月人形感謝清祓式

役目を終えた雛人形、五月人形、ぬいぐるみ等を祓い清めてもらいます。

12月冬至祭

東日本大震災をはじめ数々の災害の記憶を忘れることのないように、復興と幸せを祈ります。参列者にはお供えされた柚子と柚子茶が振舞われます。




射水神社の巫女の求人

射水神社

初詣近くになると、射水神社は「臨時奉仕巫女」のバイトを募集しています。仕事内容は、神楽舞の奉納、祈願撤下品の準備、お守りの授与などです。白い着物と赤いはかまを身に着けて神楽舞とか、…ミーハーな意見ですが格好いいと思いませんか?実は筆者も憧れて応募した事があります。ただし筆者が応募したのは、臨時バイトではなく正社員の「射水神社の巫女」でした。コネでもなんでもなく、普通に就活中にハローワークで「射水神社の巫女」の求人票を見つけました。「巫女という仕事でもこんな風に募集するんだな」と驚きました。手取りは13万円でボーナスが5カ月分でした。

つまり手取り65万円。

昇給は無しでしたが、ボーナス5か月分は魅力的で応募しました。面接に落ちた時は、ガッカリしたのをよく覚えています。





射水神社の休憩所

射水神社

射水神社の隣に結婚式の披露宴会場があります。ここは参拝客用の休憩所でもあります。

射水神社

中に入ると、カフェ「いみづ茶寮」があります。
〇営業日:土日祝のみ
〇営業時間:10時~18時


射水神社

カフェから奥に進むと、ホテルのような内装です。カフェは休日のみの営業ですが、これらのエリアは休憩所として開放されています。


射水神社

窓を除くと射水神社が見えます。春は梅と桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、くつろぎながらのんびり過ごせそうです。






高岡市立博物館

高岡市立博物館

射水神社と無料動物園のちょうど真ん中に、はさまれるように高岡市立博物館があります。一見したところは普通のビルで、博物館には見えない外観です。

高岡市立博物館

筆者と我が子は無料動物園から射水神社に向かう途中、休憩のために寄りました。

休館日

年末年始(12月29日~1月3日)

営業時間

9:00~17:00

入場料

無料






高岡市立博物館のさわれる展示品

高岡市立博物館

常設展が想像よりも、ずいぶん充実した展示内容でした。正直言いますと入館前までは「無料博物館だし大したことないだろう。」と思っていましたが、筆者の予想に反しました。

高岡市立博物館

展示内容は有名な前田利長公の書状もありましたが、主に高岡の歴史、銅器、伝統産業など、民族資料が中心でした。

高岡市立博物館

高岡漆器、高岡銅器を製作するための道具類が展示されている部屋です。実際の仏壇や漆器も展示されています。そして展示内容の中でも特に良いと思ったのは、直にさわれる展示品がある事です。



さわれる双六(すごろく)

高岡市立博物館

大正初期のゲーム双六(すごろく)の展示品。真ん中に「高岡新聞社」という文字が見えます。高岡の各種商店の宣伝を兼ねていて、酒屋・石鹸屋・塩乾物屋・足袋屋・帽子屋などの広告がカラフルです。歴史的資料でもあります。この下にお触わりOKの双六がありました。

高岡市立博物館

お触わりOKの双六です。



さわれる高岡漆器

高岡市立博物館

お触りOKの高岡漆器です。高岡漆器は加賀藩の前田利長公が、高岡城を築いた時に、武具、タンス、日用品を作らせたのが始まりです。


さわれる銅器作りの道具

高岡市立博物館

銅器作りで使うお触りOKのふいごです。ふいごとは、金属の精錬と加工に用いる火をおこすための送風器です。高岡銅器は加賀藩の前田利長公が町の繁栄のために鋳造師を集めたのが始まりで、現在日本の銅器シェア約95%を占めています。以前は仏像関係を手掛けていましたが、現在は人気漫画キャラクターの銅像などを作っています。(全国の自治体や商店街が町おこしとして土地に縁あるキャラクターを受注する事で、高岡銅器が知られるようになりました。)


さわれる実物大の兜(かぶと)

高岡市立博物館

お触りOKのかぶとです。本物ではありませんが、どれくらい長いのかをかぶって確かめたり、かぶった姿を写真に撮る事も出来ます。当時の武将達の間では、ファッションとして変わり兜が流行していました。加賀藩の前田利家と前田利長は父子でおそろいで、とても長い「銀鯰尾形兜(ぎんなまずおなりかぶと)」でした。鯰(なまず)は地を揺るがす力強い魚として、合戦の兜には縁起が良いと言われていました。実際に前田利長公が着用していた「銀鯰尾形兜」は富山市郷土博物館に所蔵されています。(ページ→富山市郷土博物館と佐藤記念美術館に行ってきた感想・割引情報【富山城址公園の景観が楽しめるお城の見えるカフェが素敵だった】


さわれるお米作りの道具

高岡市立博物館

お触りOKのとうみです。唐箕(とうみ)は、ハンドルを回して風をおこし、お米とゴミを分ける道具です。上からお米を入れると、重たいお米は下に落ちますが、実っていない軽いお米やゴミは違う所から出るようになっています。







総論:射水神社と高岡市立博物館に行ってきた感想

射水神社HPhttps://www.imizujinjya.or.jp/
高岡市立博物館HPhttps://www.e-tmm.info/

射水神社は前評判通り、見た目が素敵な神社でした。3月の梅の季節、4月の桜の季節が特に素敵でした。(→高岡古城公園の桜・高岡桜まつりの特徴とは?お祭り縁日のように屋台が並ぶ高岡城跡)その美しさから結婚式の式場としても人気で、実は筆者も挙式する際に射水神社を検討した事があるくらいです。高岡市立博物館の方はあまり期待していませんでしたが、中が広くて予想以上に楽しめました。特に実際にさわれる展示品が子供でも分かりやすくて良かったですよ。



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