高岡大仏は「日本三大仏であり日本一の美男仏である」
この話を風のうわさで聞いて筆者は驚きました。生まれも育ちも富山県民の筆者ですが、高岡大仏が日本三大仏という事は聞いた事がありません。そこで文明の利器を頼って調べてみる事にしました。教えて、ウィキペディア(Wikipedia)せんせい!……(調査1分後)どうやら本当のようです。興味が出たので子供と高岡朝市を楽しむついでに行ってみました。
日本三大仏の真相
→日本三大仏は、日本にある大仏の中から代表的な三尊を選んだもの。そのうち二尊は奈良の大仏、鎌倉の大仏。残る一尊は時代とともに変遷しており、戦後以降は富山県高岡市の高岡大仏、岐阜県岐阜市の岐阜大仏、東京都板橋区の東京大仏など諸説ある。
Wikipediaをまとめてみると、日本三大仏というのは一応本当のようです。しかし諸説あるという事なので、はっきりとは言い切れない感じのようです。
日本一の美男仏の真相
→日本一の美男仏は、1905年に与謝野晶子(明治から昭和にかけて活躍した歌人・作家・思想家)が詠んだ歌―――「鎌倉や御仏なれど釈迦牟尼は美男におわす夏木立かな」(意味は鎌倉大仏は釈迦牟尼である仏様だけど夏木立の中で美男でいらっしゃる)からくるものです。
この歌は二つの意味で有名です。まず鎌倉大仏は釈迦牟尼ではなく阿弥陀如来である事(与謝野晶子の間違い)、そして信仰の対象である仏様を一人の男として美男と言いきった斬新さです。その28年後の1933年に現在の高岡大仏が開眼されたのですが、与謝野晶子が大仏見物にもやってきた時に言った言葉が、「鎌倉大仏より一段と美男」というものでした。この事から高岡大仏は晴れて日本一の美男仏、イケメン仏の称号を得ました。
高岡朝市・高岡大仏のアクセス駐車場

御旅屋駐車場
高岡大仏から250m徒歩7分のところに、有料の立体駐車場があり355台駐車できます。24時間使用可能で、朝市のお客だったら5:30~8:30まで無料駐車できます。
無料駐車場
高岡大仏を正面から見て右側、4台分。8:00~18:00
高岡大仏の裏側、8台分。10:00~17:00
高岡朝市を見てきた
朝市の開催日
- 開催日:4月~10月までの第2日曜日と第4日曜日
- 開催時間:5:30~8:30
朝市の様子
高岡朝市の出店は20店舗ほどでした。お店はそんなに多くはありませんが、ちゃんと賑わいがありました。

遠くに見える高岡大仏を見ながら歩くのは、なかなか楽しいです。

揚げパン、サンドイッチ、焼いた鮎、野菜、花が売られています。全体的にお店で売られている物は安いです。サンドイッチ100円、揚げパン150円、梅干し300円などなど。

無料休憩所もあったので、子供と一緒に100円サンドイッチを食べていました。

大通りに20店ほどだったので、かなり広々としていました。ソーシャルディスタンスは完璧。
高岡大仏を見てきた

拝観時間
- 参拝日:年中無休
- 参拝時間:6:00~18:00
料金
拝観料:志納(志納とは「志に見合った額」という意味で義務ではありません。 例えるならお賽銭みたいな感じです。)
外観

高岡大仏は約16メートルの阿弥陀如来坐像です。朝市の時に遠くから見ているとそうでも無かったんですが、それなりに迫力があります。美男ぶりは「顔立ちは穏やかだし言われてみるとそんな感じもするような…」という感じでした。残念ですが、感性のある人間が見ないとその点は感じられないのですね。
内部







1900年(明治33年)の大火で類焼するも焼失を免れた二代目高岡大仏のご尊顔です。大火の際に一部焼け焦げた跡が残り「大火の教訓を忘れじ」と、火災の予防を訴えかける存在なんだとか。写真はぼやけてしまいましたが、外から見える高岡大仏よりも迫力大です。本当に見ていると背筋がぞわぞわしたくらいです。
寺務所


総論:高岡朝市と高岡大仏を見てきた

高岡大仏は外から見ていて迫力がありましたが、それ以上に迫力あったのが内部回廊に安置されたご尊顔でした。じーっと見つめられて、気持ち多めにお賽銭してきました(笑)朝市は出店が少ない割に賑わいがあって良かったです。高岡大仏を見ながら出店を楽しめるのが、高岡朝市の良い所だと思います。時間に関してはごちゃごちゃしているので、下にまとめておきました。行く時によければ参考にして下さい。
高岡朝市
開催日:4月~10月の第2日曜日と第4日曜日。
時間:5:30~8:30まで。
高岡大仏
拝観時間:年中無休で6:00 〜18:00まで。
拝観料:志納
高岡大仏寺務所(御朱印やお守り)
営業時間:9:00 〜18:00