富山県中央植物園には、約120種類の桜が植栽されています。その中には遅咲きの桜もあるので、4月上旬から5月上旬まで様々な桜を楽しめます。そこで開催される「さくらまつり」に行ってきました。
目次
平常運転の富山県中央植物園

- 3月~11月大人:500円(団体400円)
- 12月~2月大人:300円(団体240円)
- 高校生以下・70歳以上は無料。
富山県中央植物園はとても広く、屋外と屋内の温室を合わせたら1日で周り切れないくらいの広さがあります。筆者的には「さくらまつり」等のイベントが無い通常運転の富山県中央植物園に行くなら、温室のみに絞って周る事をおすすめします。温室の詳細ページはこちら→富山県中央植物園に入園してきた感想・雨でも散歩できる婦中町の温室5棟で毎月見ごろな植物を見られる場所
さくらまつりの情報

開催日
開催されるのは、毎年3~4日間です。金曜日から日曜日までの3日間、もしくは木曜日から日曜日までの4日間開催されます。
開園時間
- 2月〜10月:9:00~
17:00夜間ライトアップが行われるので、21:30までになります。 - 11月〜1月:9:00~16:30
特別入園料
- 3月~11月大人料金:
500円(団体400円)200円になります。 - 高校生以下・70歳以上は無料
さくらまつりの様子

さくらまつり期間は臨時駐車場が用意されて、東入園口近くに止められます。
サクラ・ウメ園

東入園口(臨時)から入園して真っ先に目に映るのは、「サクラ・ウメ園」コーナーです。梅、桃、リンゴ、カリンのバラ科の花木が植えられており、4月に行くと桜、梅、菜の花の三色のコントラストが楽しめます。
花のプロムナード

中央植物園のど真ん中にある桜並木の周辺は「花のプロムナード」 という呼称がついています。

中央園路300mの両側に沿うようにソメイヨシノが植えられており、桜のトンネルのように見えます。これらは植物園の開園後に植樹されたものではなく、開園前からあるものです。花のプロムナードは夜間ライトアップされて、夜桜鑑賞が催されます。(18:00~21:00まで)

芝生広場の両端には北池と南池があります。南池の水面に映る桜が圧巻!

芝生広場はなかなか広く、ボールを持ち込んで遊んでいる子供達が多くいました。ただし日よけになる木は無いので、天気が良すぎるとかなりの暑さになります。この日は4月で20℃を超える日だったので、たまに下着姿になった男の子達の姿も見られました。

体温調節以外に気を付ける事は、芝生広場中央の中池でしょうか。ボールを持って行くなら、落とさないようにお気を付けください。
無料フローラルステージ

広場東側の芝生の中にある小高く盛り上がった場所が 「フローラルステージ」 です。この写真では分かりづらいですが、ステージ上へは後方からゆるいスロープがあるので車椅子でも上ることができます。これまでコンサートの舞台として利用されていますが、お花見に行った時はほぼ子供達の遊び場になっていました。ガーデン結婚式としての実績もあり、利用料無料です。
有料催しステージ

屋外コンサートに利用できるような、大きなステージもあります。もっともさくらまつりコンサートは別の所で行われるので、こちらももっぱら子供の遊び場となっていました。

我が子も上と下に分かれて、キャッチボールを楽しんでました。
さくらまつりイベント
桜のクイズラリー

クイズの問題の答えを、桜並木の受付で答えます。すると景品に花の種やシールがもらえます。
コンサート

ドリアスホールというログハウスで、毎年音楽コンサートが開催されます。
- TOYAMAヴォーカルソレイユ…富山県で活動中の女性声楽ユニットで、ソプラノ歌手3人とピアニスト1人によるコンサートです。
- 剣詩舞(けんしぶ)…剣舞(けんぶ)と詩舞(しぶ)という2つの舞踊があり 、どちらも吟詠(ぎんえい)に合わせて舞う芸道コンサートです。
- 筝曲部…お琴のコンサートです。
花苗販売

入園口前では、桜の苗木販売が行われます。ちなみに中の建物内では、友の会植物画部会が描く桜の絵はがきが購入出来ます。
呈茶席
お茶代300円です。
電気自動車
小学生以上100円(乳幼児無料)です。定員は14名ですぐに埋まり、予約が取れる事はほとんどありません。
総論:通常入園料の半額以下で婦中のお花見スポットを楽しんできた感想
富山県中央植物園のさくらまつりは、通常500円の入園料が200円になるお得な期間です。長さ300mにおよぶソメイヨシノのトンネルは見事ですし、桜マニアにおすすめできる富山県固有の桜もあります。また子供連れならボール等で遊べる芝生広場があるので、子供も退屈しないですむと思います。ただし芝生広場は日よけの木々がゼロです。気象庁のデータによると、紫外線は3月頃から急激に強くなりはじめて5~7月にかけてピークを迎えます。 1日の中では、10時頃から14時頃までが最も強いとされています。ぜひ帽子や日焼け止めを持って行って楽しんでください。