余った化粧品を再活用したみた!意外と有効だった美容と無関係な使い道とは?

我が家に余った化粧品が出てきてしまいました。出産後に肌に合わなくなったり、そもそも子育てで化粧品を使う機会がぐっと減ったりした事が原因です。そろそろ消費期限が過ぎそうなのに、結構残っていて使いきれそうにない状態……そこで美容とは無関係な所で使ってみる事にしました。


化粧品コスメの使用期限について

余った化粧品の使い道

こんなにたくさん残っています…。もっとも我が家にあるものも含めて販売されている化粧品には、使用期限が書かれていません。しかし医薬品医療機器等法に照らし合わせると、未開封の物でも消費期限は3年です。まして開封済みであれば雑菌が繁殖しやすくなるので、半年~1年以内には使い切る必要があります。




化粧水・乳液・クリームの活用法

余った化粧品の使い道

消費期限が切れそうな化粧水・乳液・クリームの3点は、入浴剤として使いました。3点とも肌の保湿を目的にした化粧品なので、保湿成分たっぷり!まさに入浴剤にぴったりです。トリートメント代わりにも使えそうでしたが、消費期限の事を考えると短期間でがっつりと消費する使い道になりました。


余った化粧品の使い道

化粧品3点は「肌の保湿」という役割は共通していますが、エモリエント成分(油溶性のうるおい成分)・保湿成分(水溶性のうるおい成分)・水分の配合バランスが違います。

  • 化粧水の役割:肌に水分を与える事です。 成分は水・保湿成分です。
  • 乳液の役割:肌を柔らかくする事です。水・保湿成分・エモリエント成分のバランスが均等です。
  • クリームの役割:肌の水分を逃がさないようにラップのような働きをする事です。エモリエント成分が多く配合されており、潤いを長時間保てます。

上記の配合バランスを考えて、皮脂の分泌が多い日には化粧水を入浴剤として使い、乾燥が気になる日には乳液とクリームを使う事にしました。






一番おすすめ!クレンジングの活用法

余った化粧品の使い道

クレンジングクリーム・クレンジングジェル・クレンジングオイル等は、商品によって成分に違いはあれど、共通しているのは油性のファンデーションが落とせるものであるという事です。この油は肌の皮脂に限らずどんな油汚れでも落とせます。…つまり洗濯や掃除に活用できます。そこで我が家で一番油汚れがひどい「キッチンのレンジフード」で活用する事にしました。

余った化粧品の使い道

レンジフードの掃除を4年間サボっていた筆者です。年末の大掃除でも全くやらなかったのでホコリと油がこびりついていました。そこにクレンジングジェルを塗りたくってから5分後、雑巾でひと拭きするとかなり綺麗になりました。上の写真ですが本当にひと拭きしただけなのに、かなり効果大だったので大満足です。

余った化粧品の使い道

これもひと拭きでいけました。


余った化粧品の使い道

一番奥のギザギザした凹凸部分は、さすがにひと拭きではどうにもならない感じでした。しかし手前のフタのような所までは、だいたいひと拭きでいけました。特にクレンジングの中にはエタノールやクエン酸が添加されているものもあります。そうすると「消毒効果」も期待できるので、レンジフードの他はコンロ台・ガス台周辺の掃除にもおすすめです。






一番多様な使い道がある!リップクリームの活用法

ろうそく代わりに使う

余った化粧品の使い道

リップクリームの原料は主にワセリンや蜜蝋なので、ろうそく代わりに使えます。ただし芯が無いとただドロドロ溶けるだけになるので、芯代わりになる物を刺し込む事でろうそく代わりに使えるようになります。芯代わりになるのは、麻糸・凧糸・綿棒・細くこより状にしたティッシュペーパー等です。ティッシュを使う場合は、少しリップクリームを加熱して柔らかくなったところに入れて再びロウが固まるまで待ちます。

余った化粧品の使い道

筆者は綿棒を刺して実際に火をつけてみました。……思った以上にリップクリームが溶けるのが速かったです。もし火が長持ちしそうだったら災害リュックの中にでも入れておこうと思っていましたが、こうなると「直接火をつける」ではなく「火をつける補助役」とした方が良さそうです。

余った化粧品の使い道

災害時以外で火を使う機会は、キャンプやバーベキューの木炭・花火等の時があります。木炭がしけっていたり花火がしけっていたりするとなかなか火がつきませんが、リップクリームを塗りたくると発火しやすくなります。そんな風に火をつける補助役としておすすめです。




革靴・布靴に撥水機能を追加する

余った化粧品の使い道

我が家のナイロン靴(上の写真)ですが、白い部分がすぐ汚れるのが困っていました。そこで汚れやすい部分を重点的にリップクリームを塗りました。靴に対する効果は下記の3つです。

  1. 塗布した部分に撥水機能が付く
  2. 塗布した部分がコーディングされて汚れ防止になる
  3. かかと内部に塗布すると、滑りが良くなり靴擦れ防止になる

今のところ、2番目の汚れ防止が一番実感できた効果でした。




家具やファスナーの潤滑剤に使う

余った化粧品の使い道

我が家では障子・ふすま・引き戸のレールの滑りが悪くなっていました。そこにリップクリームをレールに塗る事で、スムーズに開け閉めできるようになりました。家に限らずとも摩擦が起こる所だと割とどこでも使えます。

  • 家具の引き出し
  • カバンのファスナー
  • パンツのファスナー
  • 財布のファスナー
  • コートのファスナー




浴室のカビ防止に使う

余った化粧品の使い道

浴室は湿気が多いのでかなりカビが繁殖しやすい環境です。そんな時に使うのがカビ防止スプレーですが、それが無い時はリップクリームが役立ちます。水気を拭いてカビが発生しやすい目地や溝に塗布します。カビが繁殖するのは水があるからなので、リップクリームで水をはじくようになるとカビ防止になります。

余った化粧品の使い道

特に台の下の方の目地は、目に届きにくいので掃除がおろそかになりがちです。筆者は正面下の目地を特に重点的に塗りたくっておきました。






アイシャドウ・ファンデ・リップの使い終わったコスメ容器をリメイク

余った化粧品の使い道

アイシャドウ・ファンデーション・リップの空容器があったので、それを再利用する事にしました。こういった容器はもともと見た目が綺麗に作られているので、筆者が改造するよりもそのままの方が良さそうだと思いました。

余った化粧品の使い道
  • ピン止め入れ
  • 薬入れ
  • 綿棒・絆創膏を入れた簡易救急ボックス
  • 針と糸を入れた簡易裁縫ボックス

ちょっとお出かけする時、出張する時に便利そう。特に簡易救急ボックスは小学生の女の子が喜びます。綺麗な容器が残っていたら中身を変えて、大人っぽい物に憧れる年ごろの女の子にあげたい…。



総論:余った化粧品を再活用したみた!意外と有効だった美容と無関係な使い道とは?

結論から言いますと、クレンジングとリップクリームはメイクと無関係なところで大変有能でした。日焼け止めクリームもなかなか有能でしたが(→余った日焼け止めを再利用できる?実際にやってみて有効だった使い道・活用方法)、この二つはぜひ捨てないで活用してほしいと思います。残念だったのは、ファンデーション・アイシャドウだけはメイク以外の使い道が考え付かなかった事です。思いついたらまた記事を追加して更新します…。

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