子ども食堂とは、無料もしくは低価格で子供達に食事を提供するコミュニティの事です。 その目的は主に二つ、「子供の貧困対策」と「地域住民のコミュニケーションの場」です。つまり家庭が困難でなくても、団らんのひと時を求めて利用してもOKなんです。(最初、筆者は家庭が貧乏でないと利用出来ないと勘違いしていました。)そんな子ども食堂が、毎月高岡市の御旅屋セリオで開催されています。
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オタヤ子ども食堂

有志の方々によって、「オタヤ子ども食堂」は開始されました。こういった子ども食堂の形態は、運営者次第で運営形態が違います。料金、開催頻度、メニューもそれぞれ食堂ごとに違いがありますが、オタヤ子ども食堂に関しては下記の通りです。
開催日時
- 日時:毎月第2・第4土曜の11:30~14:00
- 受付時間:11:30~13:30
開催場所
御旅屋セリオの6階で開催されます。6階には「manabun(マナブン)」という北日本新聞カルチャーパークがあります。

講座数140の大規模なカルチャーセンターで、エレベーターから6階に出るとまず最初に目に入るのが、manabunの受付場所です。

manabunの受付場所から右手に真っすぐに進むと、奥に子ども食堂があります。
料金
- 子供料金:無料(高校生以下)
- 大人料金:300円(子供の付き添い)
※事前予約不要です
子ども食堂の様子
待ち時間

こども食堂が無い日はほとんど無人のエリアですが…

こども食堂がある日はかなり混みあいます。筆者は12:00ぴったりに行きましたが、既に混雑状況でした。
席に通されたのは12:30分です。小さい子を連れて30分待つのは、なかなか大変です。後からもっと早くに行けば良かったかな、と思いました。(受付時間は11:30からです。)
食事処
食事処は「まちのライブラリー」です。

「まちのライブラリー」はそれぞれが持ち寄った「本」で作られており、会員登録をすれば誰でも利用可能です。

平日時は閑散としていますが、こども食堂の日は机と椅子が増やされます。奥には特に人気の場所があります。

アニマル椅子が使える場所が人気です。アニマル椅子は6つだけなので、運が良ければ座れます。
ボランティア・学生ボランティア

こちらのキッチンから食事が提供されます。自分から食事を取りに行った事はありません。席に通されると、すぐにボランティアさんか学生さんが持ってきてくださるんです。

学生さんも手慣れている、という感じで、奥のキッチンからあっという間に持ってきてくれます。子供の食事の準備があるので、非常にありがたかったです。
オタヤ子ども食堂のメニュー
ハロウィンメニュー

この日はハンバーグランチでした。ピザが付いているからか、ご飯は少なめです。我が子はコーンスープと柿を一番喜んでいました。

大人メニューは子供メニューよりもご飯が倍です。そして子供メニューの分よりもハンバーグが一回り大きかったです。ピザはドミノピザさんからの提供らしく、ピザLサイズが25枚プレゼントされたようでした。
ハロウィンイベント
コストコさんからハロウィンお菓子の提供を受けたようで、帰りにお菓子を頂きました。(4歳児と0歳児だったので2人分もらいました。)

お土産のお菓子を受け取った後は、少年サポートセンターさんが企画された「お菓子の掴み取り」をしてきました。

0歳児分もしても良いよと言われた4歳児は、笑いが止まらずウハウハでした。
他の日の通常メニュー
- 魚のホイル焼き、カボチャサラダ、サツマイモご飯、すまし汁、バナナ。
- 魚の照り焼き、金平ゴボウ、胡瓜の叩き、ぶどう。・ブリ味噌焼き、素麺玉子とじ、里芋の挽肉入りあんかけ、バナナ。
- コーンご飯、ハンバーグ、スパゲッティ、メロン。
- 鶏の唐揚げ、炊き込みご飯、素麺、巨峰、ソフトドリンク。
- カレーライス、ミートコロッケ、コールスロー、キウイ。
- カレーライス、ヒレカツ、切り干し大根とほうれん草のおしたし、里芋しんじょうの餡かけ、ミニトマト、キウイ。
※過去メニューを見てみると、全体的にカレーライスが多いと感じました。
他の日の特別メニュー
- クリスマス→エビフライ、鶏の唐揚げ、チキンライス、ポテトフライ、ポテトサラダ、コーンスープ、イチゴとケーキ。
- お正月→お雑煮、いなり寿司がメイン、黒豆、みかん。
- 雛祭り→ちらし寿司、エビフライ、お吸い物、イチゴ
※ハロウィンもそうでしたが、通常よりも少し豪華メニューになる感じです。
総論:高岡市のオタヤ子ども食堂
食材提供支援をしているのは、オペラ歌手の森雅史さん、JA青年部、ドミノピザ、コストコ、マルマン、ノースランド、アルビス丸の内店、卵GPセンター、マルカサフード、高岡の老舗の焼肉屋、高岡の八百屋さん、ミスタードーナツです。
子ども食堂の形態は運営者次第で運営形態が違いますが、全国的に子供は無料・大人は300~500円という価格が一般的です。そういった事を考えると、オタヤ子ども食堂は運営形態・価格ともに平均的な子ども食堂と言えると思います。また子ども食堂の一番の課題は費用の捻出ですが、思った以上に多くの個人・企業の食材提供支援を受けていると知りました。個人の食材提供も含めると思っていた以上に多かったです。最近のコロナウイルス事情の中では竹中製作所さんからのエチケットガードが提供されて、サッカーJ3カターレ椎名伸志選手の呼びかけでケンタッキーKFCも富山の子ども食堂への食材提供を始めました。他にもボランティア・高校生ボランティア・大学生ボランティアなど、本当にたくさんの人のおかげでオタヤ子ども食堂は成り立っているのだなと感じました。開設者の田辺恵子さんと高沢満里子さんに感謝です。
初めて行く方は待ち時間にはお気を付け下さい。
12:00に行くと30分待ちました。受付開始11:30より少し早めに行くか、もしくは時間をつぶせるおもちゃを持っていった方がいいと思います。